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2010年6月26日 (土)

神奈川県教委臨時会(6/25)の教科書採択について

昨日(6月25日)神奈川県教委臨時会が開かれ、
教科書採択について注目すべき内容がでました。

1,神奈川県教委が全面改訂した観点に基づく選定資料(「教科用図書調査研究
の結果」)が、答申通り決定し、採択の参考として県内市町村教委に送付されま
す(内容についての我々の見解はまだでていません)

2,この審議の中で、福田教育委員(横浜国大教授)が以下の発言を行いました。

「実際に採択するにあたって、その評価をする現場サイドが、適切な教科書を選
定できるような、これまでの経験とか新しい教育の知識とかを十分にもちあわせ
ているのかどうか懸念がある。
 横浜の教科書の採択が話題になったが、現場サイドが教科書採択に関して、従
来のような形で採択に参画できるのか、参画しているのか疑問があって、そのこ
とに関して管理職の先生に聞く機会があった場合、なかなかそれができなくなっ
ているのではないかという返事が管理職からある。現場サイドが教科書の採択に
当たって、充分な審議ができるような力をつけてもらいたい」
「お願いしたいことは、先生方は教科書の採択に積極的に関わってほしいという
こと。展示会に足を運んで教科書を見るが、それが形骸化してしまうことのない
ようにしてほしい。これだけ教科書採択が話題になり、しかも採択について説明
責任を持つ時代の中で、1人1人の先生がどういう教科書を採択するのかもう一
度真剣に向きあってほしい。」

 これに対し、事務局は「各学校で先生方が教科書展示会に出向いている」「各
学校で教科ごとにあつまって研究したものを地区の審議会に参考資料としてあげ
ている」などの説明をしました。

※ でも展示会に行くことも学校ごとの研究資料を提出することも、横浜市では
事実上できなくなっています。傍聴していて、採択に真剣に向き合って欲しいの
は、先生方ではなく、手続きを形骸化し、説明責任を放棄した教育委員の方です
と言いたくなりました。

3,県立高校日本史必修化による独自科目「近現代史」の教材作成について、
個人から提出されていた「高校の日本史教科書の自虐的内容記載に修正を求める
請願」の審査が行われ、未確定の段階であるなどの理由で不採択となりました。

 この請願は、教材が自虐的内容であるとした産経新聞の記事を踏まえて出され
たものだったため、平出委員長から「報道機関は、未確定の内容を確定したかの
ような表現で報道しないようにして欲しい」との発言がありました。

 この編集中の日本史教材については、日本史編集協議会を設置して会議を公開
し、終了後に未確定なので回収している。8月末に協議会の意見を出し、9月の
教育委員会に諮り、議会(常任委員会で自民党県議の追及があったため?)に示
す予定。

4,いっぽう「教科書・市民フォーラム」が後から提出した対抗請願は、手続き
に従い継続審議となり、次回以降審議されます。
 この時平出委員長から、この団体はいままでに請願を提出したことがあるかと
の質問があり、事務局が無いようだと答えました。
※ 初登場なので気になったのでしょうか? 請願は、提出者ではなく、内容で
判断してほしいものです。

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