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2011年9月 4日 (日)

八重山教科書採択問題報告集会

  集会アピール

  八重山地区の子どもたちのために、学校現場の調査研究ならびに
  保護者、地域住民の意見を尊重した公民科教科書採択を求めます


八重山地区における中学校社会科公民教科書採択をめぐる審議は、9月2日に竹富町教育委員会が協議会役員会の要請を拒否したことで、八重山教育委員協会に協議の場が移されようとしています。県教育委員会も「打開策」を検討するよう通知し、この方向性を後押しする形となりました。協議会は答申を出した後、8月31日には期限も切れその役割を終えています。これからは、採択権限を持つ三教育委員会による協議の内容が注目されます。
この問題は、あらためて「教科書とは何か」「子どもにふさわしい教科書採択の方法とは何か」を八重山地区の住民だけでなく、沖縄県さらには全国に問うものとなりました。八重山採択地区協議会での調査員(教員)の推薦もない「育鵬社」教科書ありきの答申決定、さらには「答申の受諾のみ」を問題にし、実質的審議を避けた石垣市教育委員会、与那国町教育委員会の審議の在り方は、八重山地区住民だけでなく沖縄県全体にも大きな不信感を広げ、強い反発を招きました。その結果、八重山住民の会を中心に「現場教員の意見を大事し、保護者・住民の声を大事にし、実質的な審議」による「公正・公平な協議会・教育委員会運営」を求める運動がすすめられました。そのような中、「育鵬社」公民教科書については選定されましたが、歴史教科書の選定を阻止できたことは、「歴史の真実を教科書に」という沖縄県民の声に応えるものであり、運動の大きな成果でした。
求めていた審議の公開についても、教育委員会、臨時役員会が公開され、住民が見守る中で審議されました。しかしそこで明らかにされたことは、「実質的な審議」とはほど遠い審議の内容でした。挙句の果てには「教科書を読んでいない」と公言する教育委員が出てくるなど、子どもたちへの責任を果たしているとは到底言えない実態が明らかになりました。一方で、竹富町教育委員会の場合は教員の調査を踏まえ教科書の内容を具体的に検証する議論が行われ、やはり「教科書は子どもたちのためにある」ことを確認させるものでした。
本日私たちは、八重山からの具体的な報告を聞き、この問題が八重山だけの問題ではなく全県民で取り組まなければならないものであり、全国で組織的に取り組まれている育鵬社採択の政治的な動きとも連動しているとの観点から全国の教育運動、市民運動と連携していくべきであることを確認しました。
私たちは9月2日に八重山で開かれた「やっぱり育鵬社の公民教科書は子どもたちに渡せない!市民集会」に連帯の意志を表明するとともに、次のことを求めます。

一、教科用図書採択地区協議会の答申作成の過程に多くの疑義や問題があり、内容に多くのマイナス評価のある育鵬社版公民教科書は、絶対に採択しないこと。

二、公民教科書の採択をめぐって膠着状態になっている事態を打開するため、3市町教育委員全員による子ども、保護者、教員の目線にそった公正・公平な採択をすること。その際には、調査員の調査報告を最大限尊重すること。

                                                       2011年9月4日
                                                        八重山教科書採択問題報告集会参加者一同

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